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会話備忘録(8歳8ヵ月~9歳0カ月ぐらい)

最近は次のような、かなり自然な会話を交わせるようになりました。


★その1

 私:しまった、ヤバイ。しくじった~!
 息子:パパ、どうしちゃったの?
 私:ちょっと失敗しちゃって?
 息子: 大丈夫。 困っても、僕がいるよ
 私:お仕事で失敗しちゃったんだよ
 息子:パパ、クビになっちゃうの?
 私:大丈夫だよ。ちょっとミスしただけだから

★その2

 息子:この蝶々、名前知ってる?
    ヒントは、1番最初が「あ」なんだけど
 私:アゲアゲ蝶?
 息子:違うよ~! アゲハ蝶だよ。 わざと間違えた?
 私:・・・

★その3

 息子:パパ、サッカーゲームやらない?
 私:面倒くさいから、いやだよ(冗談っぽく)
 息子:えー! それは駄目だよ。違う理由ならいいけど
 私:面倒くさいんだよ
 息子:だから~、それは駄目~

★その4

 私:通信簿もらった?
 息子:通信簿ってなに?
 私:通信表だよ
 息子:つうしんひょう? なんなのそれ
 私:前にも、学校からもらったことあるでしょう?
 息子:え? なんか全然、意味分かんないんだけど

私は、その4の「全然、意味分かんないんだけど」って発言にオオ!と感じました。
以前の息子は自分に言われた簡単な表現であっても理解できない部分が多かったため、いちいち「意味が分からない」と返すことはありませんでした。
でも最近になって、自分に話しかけられたことであれば大抵のことは理解できるようになってきたんだと思い案ス。今回、思いがけず理解できないことを言われたため「意味が分からない」と自然に返せたんだと思います。
# by orecite | 2013-07-20 14:36 | 自閉症 | Comments(6)

次男の1歳半検診

次男の1歳半検診に行ってきました。(私ではなく妻が)

普通の子なら1歳半にもなると、いくつかの単語を話し使えるようですが、やはり次男も全く話せていません。唯一話せるのは「パパ」だけ。長男が自閉症ということも理由にあげ、療育も近々検討した方が良いとアドバイスされてしまったようです。妻は「また療育通いをするかもしれないのか…」と落胆していました。

でも、私はそれほど悲観していません。まず、指差しができています。バイバイも時々返してくれます。これは非常に大きなことです。常に親が近くにいるかを意識しています。長男のこともよく観察しているようで、長男の体の動きを真似ることもあったりします。正直、長男とはまるで違います。下着やパジャマを着せる時も協力的に手足を動かしてくれます。大声で長時間泣くこともあったりはしますが、それはパニックではなく、思い通りにならない状況への抗議であり自己感情コントロールのための手段という感じの泣き方に私には見えます。おそらく、私同様、2歳半ぐらいになれば急速に会話力をつけてくれる気がしています。

ただし長男と同じく数字が大好きなようです。テレビで数字が並んだりカウントダウンされていたりすると、夢中になって見ます。これは長男と似ています。でも、車のオモチャで遊ぶ際、長男とは違い、車輪の回転にはあまり興味が無いようです。

次男は私に似てしまい長男より不細工な顔をしていて気の毒ではありますが、逆にそこが愛嬌があってかわいかったりします。
# by orecite | 2013-05-08 22:00 | 家族 | Comments(0)

サリーとアンの課題に再挑戦(8歳10ヵ月)

以前自作したドラエもんとのび太による「サリーとアンの課題」を久しぶりにやらせてみました。

ちなみに前回は7歳2ヵ月の時に実施しました。この時は不正解でした。
 http://oreblog.exblog.jp/13397055/

で、今回は悩むことなく正しい答えを即答することができました。
最近は話すことも論理的になってきて相手の考えも多少推測している様子なので、勿論できるだろうと思っていましたが、やっぱりできました。多分、8歳になったあたり(10か月前)でもできていたかもしれません。とはいっても、未だに、「あれ」と「これ」の使い方を間違えたり、初歩的な文法(?)が身についていなかったりもします。

話は変わって、先日、息子と2人で800mぐらいの低山登山に行きました。ちなみに、この山には何回か登ったことがあり、今回は今までで1番キツいコースを選んで登りました。
最初はやる気が無く少し登っただけで疲れた、帰る…を連発していましたが、息子が夢中になるよう以下のようなことを話したりスマホ持たせて地図を確認させたりすることで、やる気がどんどん沸いてきて目的地点まで登り切ることができました。

 ・少し登るとソフトクリーム屋さんがあるからそれ食べたら帰ろうか。
 ・もう少し登ると東京タワーと同じ高さになるから、そこまでは行こうよ。
 ・もう半分まで来たよ。もう少し登るとスカイツリーーと同じ高さになるから頑張ろう。
 ・このコースは、まだパパもママも登ったことない新ルートなんだ。登れたらママもびっくりするよ。
 ・目的地まで登ったらラーメン食べてお土産も買おうか。
 ・同学年ぐらいのカワイイ女の子も元気に登ってるんだから、かっこいいとこ見せてあげなよ。

私は登れば登るほどバテて当たり前のようにペースダウンしましたが、息子はまるで逆。登るほど力強く元気になっていました。やる気なんてものは、うまく引き出してやれば、ちゃんと出てくるものだし、やる気さえ出ちゃえば、子供は疲れ知らずのパワーを出すものだと思いました。
# by orecite | 2013-05-01 17:54 | 自閉症 | Comments(2)

自閉症の、すごい番組

2/18に放送された、NNNドキュメント「孤高の出張カウンセラー 自閉症の子どもを救え」を見ました。

 http://www.ntv.co.jp/program/detail/21818017.html

臨床心理士の奥田健次先生の指導により、自閉症児が見事に改善していく一例が放送されました。自分が苦しんでいた時のことを思い出します。私もあの頃、この先生を知っていたら絶対にお願いしていたと思います。費用は安くないかもしれませんが、1人1人に合ったあれほど実践的な指導はなかなか受けられないと思います。超おすすめです!!

それから先生のブログによると、番組終了後、依頼殺到で大変お困りになるとのことなので、お願いしたい方は先生のブログをちゃんと読んでからにした方が良いです。本も出版されているので、まずはこちらを読まれるのも良いでしょう。私も買いたいと思います。

--追記--
自分が1番悩んでいた頃、1番役立った書籍は「自閉症へのABA入門」だったように思いますが、この本の監訳をされた1人が、この奥田先生のようです。
# by orecite | 2013-02-20 10:12 | 自閉症 | Comments(2)

はじめての2人スキー

長男と2人だけではじめてスキーに行ってきました。
次男が生まれた関係で私も息子も3年ぶりのスキーになります。
前回連れてった時は5歳。あまりにも時間が経ってしまったのでまた1から教えなおしになると覚悟して行ったのですが、体は忘れていなかったのか、それともセンスがあるのかわかりませんが、難なくボーゲンで止まる&曲がるは、すぐにできるようになりました。以前まで使っていたボーゲン補助具を外しても、そこそこ滑れました。
ここまでできると欲が出てしまい、さらにステップアップするべくあれこれ教えようとしたのですが、簡単なことであっても、口とジェスチャーだけでは、なかなか本人に伝わりませんでした。普段のスキルアップ時と同様、スキーであっても視覚的にわかりやすくする工夫が欠かせないと感じました。
あと印象的だったのは、前回はスピードが出すぎても注意されるまで決してスピードを抑えようとしなかったのですが、この3年で恐怖心(?)が育ったようで言われなくてもスピードが出過ぎないよう自制できるようになりました。

それから、スキー場に行くためには、まだ暗いうちに起床して3~4時間のドライブに耐える必要があります。息子は特に眠っている時にパニックを起こしやすいので、大好きな母親のいない状況の中、不安があったのでが、事前にスキーに行く計画をよく説明しておいたのと、カーナビに表示される目的地までの距離と到着予定時刻が安心材料になったようで、車内で取り乱すこともなく無事に到着することができました。

最近の我が家は1歳の次男にばかり手を焼いており、長男への関心が薄れ気味でしたが、今回のように2人で外出し、強制的に長時間2人だけで過ごす状況を作ってみると、最近あまり気にならなかった息子の行動や考えが感じやすくなると思いました。また、2人だけのプチ旅行のおかげで信頼関係も深まった気がします。教えるばかりなので疲れますが、行って良かったと思いました。せっかく上達したので、忘れないうちにまた連れていきたいと思います。
# by orecite | 2013-01-30 19:07 | スキー | Comments(4)