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家庭内別居のこと

前回のブログでも書いた通り家庭内別居状態が1年近く続いていたのですが、私ももう理想を追い求めるような年齢ではなく、これからは自分の無力さや老いを受け容れながら生きる年齢に達してきていることを自覚しました。結婚生活は、夢を叶えるためのものではなく責任を果たすためのものであるとも自覚しました。また、何より子供への悪影響が甚大すぎると常に思っていました。その結果、不本意ながら妻との関係修復に努めることにしました。
週末は家族で食事に出かけるようにし、妻との会話もなるべく自然にできるように努め、現在は、少なくとも子供目線からは、以前のような生活に戻れたように見えるようになったのではないかと感じています。

こんな自分の勝手な考えや行動に対し、文句言わずに受け容れてくれ、自然に振舞ってくれる妻は、ある意味、評価できるかな…と最近、思ったりします。
蛇足ですが、何事に対しても能動的でないという妻のマイナス面が、耐えることに対しては異常なほどに長けている…というプラスを生みだしているのだろうか…などと余計なことを勘繰る自分がいたりします(汗)


by orecite | 2017-05-10 14:16 | 家族 | Comments(3)
Commented by Marbo at 2017-05-27 09:00 x
初めまして。私は現在小1の軽度自閉症の息子を持つ父親です。
妻はパーソナリティ障害などを持つ精神2級です。
oreciteさんのブログと出会って早5年以上が経ちます。

我が家では息子が生まれると妻はすぐに育児放棄で何もできなくなりました。
ミルクもオムツも入浴もさせられず息子に笑顔どころか声すら掛けられないような妻でした。
自閉症児特有のパニック症状にも妻は酷く怯えていて息子と触れ合うことも10分と二人きりになることもできませんでした。
私に育児のすべてが掛かってしまい仕事は休職の後に在宅の仕事にシフトさせ保育園入園までの厳しい時期を何とか乗り越えました。

oreciteさんのご長男と私の息子は成長の仕方が瓜二つです。
ここに書かれているちょうど6年前の記録が息子の姿そのものです。
息子の成長と我が家の家庭環境とも重なり読ませて頂いております。

~続く~
Commented by Marbo at 2017-05-27 09:01 x
~続き~

家庭内別居の記事、お気持ちよくわかります。
辛かった時期は私も何度も家庭が崩壊しかけました。
ただ私は高齢出産です。その年齢の分だけ忍耐と寛容の容量が大きく家庭が崩壊せずに済んでいたのかもしれません。
そんなうちの息子も小1です。うちの息子の状態はoreciteさんのご長男の当時とほぼ同じです。
息子が安定していることもありここ何年か妻は息子と会話することも笑顔を向けることもできるようになりました。
ただ相変わらず息子の世話はまったくできず二人だけで遊ぶこともお出掛けすることもできず、学校との連絡から名前付けに至るまで育児に関わるすべてが私の役割になっています。
母親の資格とか善し悪し云々という以前に、それが精神障害者2級たる妻の本来の姿であり性質そのものなんだと思います。
どんな親でも親は親というように、どんな家族でも世界でたったひとつの私の家族です。
結婚したときに妻を生涯を掛けて守ると誓った責任も果たさなければなりません。
育児放棄に浪費に至らない私の妻ではありますが、普通の人にはないような良い面もいくつか併せ持っています。
相手の良い面を見つけることができた、相手を評価することができるということは、一緒に人生を歩む上で大切なことなんだなと私も最近そのことに気づきました。

世の中には私のような家族も存在していることを知って頂ければとても幸いに思います。
どんなに更新が遅くともこれからもずっと読ませて頂きますね。
Commented by orecite at 2023-02-09 15:07
> Marboさん

コメントの返信が出来ず大変失礼いたしました。
私自身、このブログにほとんどアクセスしていませんでした。
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